2015年7月29日水曜日

『人喰いエスカレータ』:中国で床が陥没し飲み込まれた母親が死亡

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●エスカレーターの床陥没 のみ込まれた母親死亡 中国・湖北省(15/07/27)


サーチナニュース 2015/07/29(水) 14:42
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0729&f=business_0729_051.shtml

エスカレーター事故が続発
・・・日本との「決定的ちがい」=中国メディア

 中国・湖北省のショッピングモールでこのほど、女性がエスカレーターに巻き込まれて死亡する事故が発生したことに続き、広西チワン族自治区でも男児が手をエスカレーターに巻き込まれて大怪我を負う事故が起きたことに対し、中国メディアの中国日報網は日本のエスカレーターの安全性を保つ取り組みに学ぶべきだと論じる記事を掲載した。

 記事は、エスカレーターによる事故が頻発している中国で「エスカレーターの安全性」についての関心が高まっていると伝えた。
 さらに、日本でもエスカレーターによる事故は起きたことがあるとしつつも、
 「人が巻き込まれて死亡するような重大な事故はない」
と紹介した。

 続けて、日本の消費者庁のデータを引用し、2011年から13年にかけて、東京都内では計3865件のエスカレーターでの事故が起きていると伝える一方、
 「その大半は転倒による事故だったほか、子どもの靴が挟まったといった事故だった」
と紹介。

 さらに記事は、日本ではエスカレーターには安全装置を取り付けるよう法律で定められていることを紹介し、日本エレベーター協会がウェブサイト上で発表している情報を引用し、日本のエスカレーターには非常停止スイッチのほか、動力の切断と同時にブレーキが掛かる仕組みが予め設けられていることなどを伝えた。

 さらに、日本ではエスカレーターのメーカーがメンテナンスも行っていると伝え、メンテナンスにかかわる人員の数は生産を担当する人員より多いほどだと紹介。
 日本ではどこに設置されたエスカレーターであろうと、使用が開始された後はメーカーの厳密な管理・監視の対象に加えられ、スタッフが定期的に現場でメンテナンスを行うと報じた。

 また記事は、日本エレベーター協会がエスカレーター利用時の注意事項をウェブサイトで紹介していることを伝えたほか、日本民営鉄道協会や日本地下鉄協会と日本エレベーター協会などが共同で、エスカレーターの安全利用を呼びかけるキャンペーンを実施していることを伝え、こうした取り組みの積み重ねによって日本ではエスカレーターの安全が保たれていると伝えた。



レコードチャイナ 配信日時:2015年7月29日(水) 16時44分
http://www.recordchina.co.jp/a115209.html

中国で頻発する「人食い」エレベーター、エスカレーター事故
=無理やりドアをこじ開けるなどして2014年は37人が犠牲に―中国紙

 2015年7月29日、北京晨報は
★.中国国内のエレベーターやエスカレーター事故で昨年は計37人が犠牲になった
と報じた。
 今月26日に湖北省荊州市のショッピングセンターでエスカレーターの床が突然抜け落ち、乗っていた女性が巻き込まれて死亡する事故が発生したことを受け、人々のエレベーターやエスカレーターの安全性に対する関心が高まっている。

 商品の品質や安全性などを監督する国の機関によると、
★.昨年末時点で中国国内のエレベーターやエスカレーターは360万基
に上り、毎年20%前後のスピードで増えている。
 保有規模が世界トップである一方、
 事故も起きており、昨年は49件の事故で37人が亡くなった。
 うち21件は使用ルールを守らなかったことが原因で、故障したエレベーター内部に閉じ込められた人が無理やりドアを開けようとして発生した事故は9件起きた。
 このほか、設備自体に問題があったケースも8件あり、当局の関係者は
 「通常は15日ごとのメンテナンスが必要だが、市場の値下げ競争の影響を受けて補修サービスのレベルは落ちている」
と語る。

 また、故障はさらに頻繁に起きており、行政当局が11都市で始めた事故対応のためのホットラインを通じて修理されたエレベーターやエスカレーターは今年上半期だけで2万3000基を超えた。
 年初に始まった調査では6月末時点で
 全国にある236万9000基のうち、11万1000基に問題が見つかっている。



スポニチ [ 2015年8月2日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/08/02/kiji/K20150802010853300.html
   
中国で衝撃「人食い電梯」わずか20日間で6人事故死

事故が発生したデパートのエスカレーター
踏み台部分が突然陥没し、駆動機器に巻き込まれる死亡事故が発生したデパートのエスカレーター
Photo By 新華社=共同

 中国で「電梯(でんてい)」と呼ばれるエレベーター、エスカレーターの重大事故が相次いでいる。
 先月、20日に満たない期間に計8件の事故で6人が死亡、14人が負傷した。
 中国政府系ウェブサイト「中国網」によると、6人が死亡したのは7月10日から28日の間。
 工事中の事故も含め、かごの落下などが原因だった。

 特に衝撃的に受け止められたのは26日に湖北省荊州市のデパートで起きた事故。
 幼子を連れた30歳前後の女性がエスカレーターを登り切ったところ、踏み台部分が突然陥没、エスカレーターの駆動機に巻き込まれ死亡した。

 店内のビデオカメラが捉えた「人食い電梯」の映像はネット上で繰り返し再生され、事故を目の前で目撃した店員らデパート側が異常を事前に察知しながら適切な警告をしなかったことなどに批判が集中。
 安全管理に手落ちがあったとして、当局も調査している。

 中国メディアによると、電梯は全国に360万台あり、毎日2億人が使用。
 事故は過去2年に計165件起き、90人超が死亡した。



レコードチャイナ 配信日時:2015年7月31日(金) 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/a115325.html

日本のエスカレーターに人がのみ込まれないのはなぜか?―中国メディア

 2015年7月29日、中国日報網は湖北省のショッピングセンターのエスカレーターで死亡事故が起きたことを受け、日本のエスカレーターの安全対策について紹介する記事を掲載した。

 湖北省荊州市の安良デパートで26日、上りのエスカレーターに乗った親子が到着時に、突然床が抜け落ちた。
 男の子は母親が必死に押し上げたため無事だったが、母親はエスカレーターにのみ込まれて死亡した。
 事故原因には、床板がボルトで固定されていなかったことが挙げられているが、専門家は
 「ボルトで固定されなくても理論上は抜け落ちるはずがない」
とし、
★.「エスカレーターにはさまざまな安全装置が設置されているはずだが、
 今回の事故ではそのうちの1つも作動しなかった。
 これはありえない。
 エスカレーターの品質または修理の過程に大きな問題があったのだろう」
と話している。

 日本でもエスカレーターの事故は発生しているが、人がのみ込まれるという大事故はない。
 日本消費者庁によると、
 2011~2013年に東京でエスカレーター事故によって病院で治療を受けた人の数は3865人で、このほとんどが将棋倒しになったという事故だ。
 日本では安全のため、建築基準法施行令第129条で公共の施設のエスカレーターには、動力が切断されたり衣服や異物が挟まったりした際に自動停止する装置や「非常停止スイッチ」を設置するよう定められている。

 このほか、日本政府は老人や酔っ払いの割合に応じてエスカレーターのスピードを調節するよう管理者に呼びかけたり、エスカレーターからの転落事故を教訓に、側面に安全柵を設置することも指導している。
 また、一般社団法人日本エレベーター協会は1973年から、エスカレーターでは歩行しないことや、ベビーカーで利用しないよう呼びかけており、エスカレーターの乗り口と降り口で注意を促す自動音声も流している。
 日本では定期メンテナンスは一般的にメーカーが行う。
 管理は非常に厳しく、週に1度は検査するところもある。




レコードチャイナ 配信日時:2015年8月4日(火) 12時38分
http://www.recordchina.co.jp/a115657.html

エレベーターがビル最上階の天井を突き破り落下
=中国ネット「ロケットかよ」
「夢が現実に…」

  2015年8月2日、成都商報によると、四川省宜賓市のビルでエレベーターが天井を突き破るという事故が起きていたことが分かった。

  このところエレベーターやエスカレーターの事故が頻繁に取り上げられている中国で、またしても信じがたい事故が起きた。
 先月30日、宜賓市興文県のビルのエレベーターがコントロールを失い、最上階の天井を突き破り、その後、1階に落下した。
 幸い、事故当時に乗っている人はいなかった。
 報道によると、このエレベーターは昨年10月に設置されて以来、閉じ込められたり急に落下したりする事故が繰り返し起きていたという。



サーチナニュース 2015-08-06 11:39
http://news.searchina.net/id/1584226?page=1

中国のエスカレーター、「要注意」は20台に1台=米メディア

 中国メディアの参考消息は5日、中国でエスカレーターによる事故が相次いでいることについて、米国メディアが
 「中国では安全へのリスクのあるエスカレーターは20台に1台の割合に達する」
と伝えたことを報じた。

 記事は、中国湖北省でこのほど30歳の女性がエスカレーターに巻き込まれて死亡する事故が起きたことを紹介。
 同事故を捉えた映像が米動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」にアップロードされると700万回以上も視聴されたと伝えた。

 さらに、女性の死亡事故のほかにも、エスカレーターによる事故が相次いだことに対し、当局がエスカレーターの安全基準について調査を行うよう指示したことを紹介する一方で、新華社が中国国家質量監督検験検疫総局(質検総局)の関係者の話として「中国のエスカレーターは約20台に1台の割合で安全へのリスクが存在する」と報じたことを紹介した。

 続けて、質検総局による調査として、2014年に中国で起きたエスカレーター事故は49件で、うち37件が死亡事故だったと指摘。
 中国全土には約240万台のエスカレーターが存在し、うち11万台においてが存在すると紹介した。

 また記事は、安全へのリスクが存在する11万台のエスカレーターのうち、2万6000台以上が修理などが行われていない状況にあると伝え、中国政府は8月10日までのすべてのエスカレーターについて安全性を検査するよう地方政府に要求していることを紹介した。



サーチナニュース 2015/08/09(日) 08:54
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0809&f=business_0809_005.shtml

エスカレーター事故が多発する中国、
「三洋」を冠する製造メーカーが乱立!?
・・・日本の「サンヨー」とは無関係!

 中国ではこのところ、エスカレーターに人がはさまれて死傷する事故が続いており、「人食いエスカレーター」などと呼ばれて大きな社会問題になっている。
 中国メディアの毎日経済新聞は7日、中国には日本の「サンヨー」ブランドとは無関係でありながら、「三洋」の名を冠したエスカレーター製造会社が多数存在すると報じた。

 記事によると、読者から「完全に中国産なのに、外国ブランドのような名を冠したエスカレーターが存在する」との投稿があったので、調査したという。

 すると、広東省広州市のビルに据え付けられたエスカレーターに、
 製造業者が「東莞三洋電梯有限公司(東莞三洋エスカレーター)」
と記されていた。
 「三洋」ブランドの関係会社と思い調べてみたところ、同会社の資本金は5000万円だが、出資者に日本企業の名は見当たらなかった。

 さらに調べたところ、三洋電機(中国)有限公司が2010年1月28日付で、「三洋」の文字を使った中国企業13社について「資本や技術関係を含めて、いかなる協力関係もない」と告知していたことが分かったという。

 三洋電機は告知中でさらに、「『SANYO』と『三洋』はそれぞれ2008年と09年に中国国家工商総局により『馳名商標(高知名度商標)』に認定されており、中国の法律の保護を受けている」、「三洋電機株式会社の許可を得ずして『SANYO』、『三洋』の商標/商号を使用することは違法である可能性があある」などと表明した。

 三洋電機とは無関係と名指したのは、
 瀋陽三洋電梯有限公司、杭州三洋電梯有限公司、上海三洋電梯有限公司、嘉興三洋電梯有限公司、東莞三洋電梯有限公司、福建金三洋電梯工程有限公司、南通三洋電梯有限公司、広西三洋電梯有限公司、佛山市三水三洋電梯有限公司、三洋電梯陝西分公司、珠海三洋電梯有限公司、貴州三洋電梯銷售有限公司、杭州三洋電梯工程有限公司
だ。

 記事は、他者が登録している商標などを社名に用いて、大衆に誤解を与えた場合には「反不正競争法」の適用対象になると指摘。

 中国の一部企業が「外来名」を用いていることについては、消費者の間に外国ブランド製品への評価が高く、同様の製品でも歓迎され価格を高く設定できると指摘した。

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◆解説◆
 中国語で「エレベーター」は「電梯」または「昇降機」、
 「エスカレーター」は「電動扶梯」、「自動扶梯」だが、
 エスカレーターを「電梯」と呼ぶ場合もある。
 上記本文の「エスカレーター」の原語はすべて「電梯」。



レコードチャイナ 配信日時:2015年8月28日(金) 12時53分
http://www.recordchina.co.jp/a117749.html

バス停に突然、深さ3メートルの穴!
のみ込まれた市民「足元が揺れたと思った時はもう遅かった」―黒竜江省ハルビン市



 27日、新華網によると、中国黒竜江省ハルビン市のバス停で、バスを待つ人の足元が突然陥没するという事故が起きていたことが分かった。

 事故発生は22日午後5時40分ごろで、穴の深さは2、3メートル。
 穴の下まで落ちた4人はいずれも軽傷で、このうちの1人は当時の状況について
 「足元が揺れる感じはしたが、逃げる間もなく穴に落ちた」
と話している。



TBS系(JNN) 8月28日(金)18時28分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150828-00000045-jnn-int

 中国で歩道が突然陥没、5人巻き込まれる



中国北東部ハルビンの街角の映像です。歩行者が行き交う中、突然、歩道が陥没して5人が巻き込まれました。

 女性1人がむき出しになった水道管にぶら下がり、なんとか耐えています。
 落下した他の4人は軽傷を負い、病院に搬送されました。
 集まってきた人たちも、さらなる崩落を恐れてか、離れて行きます。

 この映像は近所の食堂に設置された監視カメラが捉えていたもので、当局は陥没の原因を調査しています。





中国の盛流と陰り



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